嫁ぎ行く娘とたそがれる父親

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先日友人のお嬢さんの婚礼に出席した

まあ、婚礼に出るのも知人の娘や息子のに出るぐらい、出席した友人らとも「そんな歳になっちゃったね」 と何だかしんみりしちゃいました

で、そのお嬢さんと私は一面識も無かったのですが、各テーブルで新郎新婦と写真を撮るっていう企画?で新婦が私の席に来たときに 「○○さんですよね、お会いできてうれしいです」と挨拶をしていただきました

「え?」と思っているとその席についている私の友人グループ(父親の悪友たち)にみんなちゃんと名前を言いご挨拶をしておりました (しかも渾名で)

父の友人たちの写真を事前に確認して挨拶をしてくれていたのです

「な、なんて出来た娘だ」とその場にいた全員が思ったはず、、(少なくとも私は幾分感激してしまいました)

もともと父親がそういうキチンとした性格の人間なんで、そういう躾をなされたんだろうけれど、なかなか出来ることじゃないですよね。

不器用な父親のいわゆる「自慢の娘」であることに間違いは無いようです

 

披露宴も終わりに近づき、最後に新郎の父、そして友人である新婦の父の挨拶の時間

「あいつ絶対泣くよな、、ウフフ」「泣くんじゃない!!ってコールしてやろうか」「泣くか泣かないか賭けようぜ」 とか冷やかし気分満載で席についていたんです。

で、花嫁の父の挨拶

私は娘を天からの預かり物として育ててまいりました。

預かった大切なものを責任を持って育て上げ、 お渡しすることが出来ました

一生懸命子育てをしてまいりましたが、 今日で子育ても卒業です

でも子育ては本当に楽しかった

-------(5秒の沈黙)--------

君が育てられて本当に良かった

育てさせてくれて本当にありがとう

-------(2秒間の嗚咽)--------

 

父親の友人のテーブルは冷やかし気分も一切消え大拍手

特に私をはじめ娘を持つ親父連中はウルウル状態であります

今まで婚礼に出てウルウルすることなどついぞ無かったのですが、今回はやられてしまいました

5秒に沈黙の間に彼の頭の中にも私の頭の中にも似たような光景がぐるぐるとまわっていたのに違いありません

このタイミングで「言葉に出来ない」なんて曲が思い浮かんだりしたら号泣モンでした、、アブナイアブナイ

 

私の娘も20歳と18歳、、、

どうしよう、、、、、、、、、、、、

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コメント(4)

ヤス :

新郎ご尊父さまのご挨拶、とても素敵ですね。
私も読んでてやられてしまいました。

ゴンさんもいつかは…なのですね。

ヤッサン、コメントありがと
そうなんですよねー

今のところ前兆は無いみたいだけれど、、

jun :

泣けちゃいました。
女35歳、未だ独身の私です。

junちゃんコメントサンクス

今度はいつ飲みに行こうかねー

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このブログ記事について

このページは、gonchanが2007年11月 5日 21:51に書いたブログ記事です。

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